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2018/03/22 22:29

夏川結衣、“ス-パ-主婦”の苦労に共感? 「お金に換算したらすごい給料になる」

 映画『妻よ薔薇のように 家族はつらいよ3』の完成披露試写会が22日、東京都内で行われ、出演者の橋爪功、吉行和子、西村まさ彦、夏川結衣、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優と山田洋次監督が登壇した。
 家族が直面する問題をユ-モアたっぷりに描いた『家族はつらいよ』シリ-ズの第3弾。今回は、気遣いが無さ過ぎる夫・幸之助(西村)の言葉に、家事を一手に担う妻・史枝(夏川)のたまりにたまった不満が爆発。ついに家出をしてしまう。
 今作のテ-マは“主婦への讃歌”。山田監督は「依然として、日本では女性差別が激しい。主婦の抱えている悩み、今の社会における矛盾を描きたかった」と製作に当たっての思いを語った。
 史枝を演じた夏川は、「台本を読んだら“家出”というワ-ドがあり、正直これは大変なことになったと思いました」と苦笑い。橋爪が「1作目も2作目も、夏川くんは言いたい事も言えずにずっと我慢している役。これはいずれ爆発するなと思っていた。撮影終了後はいつも不満げな顔をしていた」などと暴露して、会場の笑いを誘った。
 夏川は、主婦としての史枝の働きぶりについて「史枝さんは完璧でス-パ-な主婦。みんなのご飯を作って、洗濯も何から何まで…。お金に換算したら月にすごい給料をもらえるんじゃないかなと思います」と話した。
 対して「普段は家事をする?」と質問された西村は、「掃除はするし食事も簡単なものなら自分でも作りますが、女性は24時間スイッチオンなので本当に大変だと思います」と世の主婦をねぎらうコメント。妻夫木も「掃除は結構任せちゃいますが、皿を洗ったり、ご飯を作ったりは、たまにします」とのこと。対照的に、橋爪は「しませんよ」とマイペ-スに言い放ち、会場を沸かせていた。
 映画は5月25日から全国公開。
(前列左から)吉行和子、山田洋次監督、夏川結衣、蒼井優、(後列左から)林家正蔵、橋爪功、西村まさ彦、妻夫木聡